ナノレーザのバイオセンシング応用: 日本は超高齢化社会に突入し,高齢者の健康管理が重要な社会問題になってきました.がん,アルツハイマー病といった重度疾病を早期発見し,早期治療することが,国家予算を左右する重大時になっています.本研究では,フォトニック結晶ナノレーザをバイオセンシングに応用する研究を行っています.このレーザは表面が露出されているため,生体分子が吸着すると,レーザ特性を変化させます.これをとらえれば,逆に生体分子の有無や量を判別できます.実際,ナノレーザは極めて簡単な手順で,健康状態を知るうえで有用なバイオマーカータンパク質を超高感度にセンシングすることに成功しました.科研費基盤研究(S)の支援を受けて行われている研究です.

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