フォトニック結晶ナノレーザと大規模集積: モザイク状の多次元構造体であるフォトニック結晶は,光エネルギーを回折限界のぎりぎりの体積の中に閉じ込めるナノレーザを実現しました.1999年にカリフォルニア工科大学で初めて実現されたこのレーザは,様々な構造的改良が加えられましたが,2007年に本研究が発表したH0型共振器をもつナノレーザはその決定版といえるものです.ナノレーザ初の室温連続動作を実現し,世界の100機関以上から報道されました.容易なプロセスで製作され,光励起により容易に単一モード発振を起こすので,1万個規模の大規模集積も可能です.

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