以前のトピックス ('96.10'04.3)


 100件応物 ('04.3)  シンポジウムも含めてフォトニック結晶関連発表は4日間目一杯の100件超.しかもPECSの後だというのに,新しいネタが多くてびっくり.

 PECS開催 ('04.3)  フォトニック結晶のオリンピック,京都国際会議場で開催.総勢300余名(半分が海外陣)が参加,発表は招待/オーラルが約100件,ポスターが約160件.期待に違わぬ素晴らしい会議になった.絶大な運営力を発揮した京大・野田先生に拍手.

 John教授来訪 ('04.3)  フォトニック結晶のパイオニアの一人,トロント大のSajeev John教授が本学21世紀COE成果発表会へ参加するために来日.CGを駆使した精力的なプレーナリー講演を披露してくれた.

 量子ドットマイクロディスク室温連続発振 ('04.3) パルス発振までこぎ着けていたが,ようやく連続動作.実効しきい値は80mW程度.

 博論・修論・卒論発表終了('04.3) 本年度全ての卒業関連行事が終了.あとはPECSと応物になだれ込む.

 パーセル効果の直接観測 ('04.2)  時間分解測定を用いて,フォトニック結晶点欠陥共振器の室温におけるパーセル効果の明確な観測にようやく成功.

 フォトニック分子双安定観測('04.2)  マイクロディスクを組み合わせた結合共振器微小レーザにおいて初の双安定動作が観測された.光フリップフロップなどへの応用に期待.

 Si細線MZI高性能化 ('04.2)  Si細線導波路を用いたマッハツェンダー干渉計は以前から試作していたが,精度の向上により消光比20dB以上を達成.

 応物ついに100件超へ('04.1)  応物春の講演会のフォトニック結晶とフォトニックナノ構造関連の投稿論文数は,シンポジウムを含めてついに100件に到達. 本研究室としても過去最多の21件投稿.

 スーパープリズムの高効率化に道('04.1)  フォトニック結晶スーパープリズムの超低損失構造を発見.光偏向を実現しつつ,損失0.3dB

 単一点欠陥レーザ発振 ('04.1)  史上最も小さなレーザの記録をもつフォトニック結晶単一点欠陥レーザの発振に本研究室として初めて成功.ようやくカリフォルニア工科大,韓国工科大に並んだ.

 年末忘年会('03.12)  26名の参加者を得た忘年会は,12/27土曜日に年の締めくくりとして開催され,例年通り,朝まで飲み会となった.

 準周期フォトニック結晶微小レーザ成功('03.12)  フォトニック結晶の拡張版として期待される準周期フォトニック結晶に微小点欠陥を導入することで,初のレーザ発振を観測.しかもしきい値は通常のフォトニック結晶の場合よりも低い(当機関比).(Applied Physics Letters vol. 84 no. 24の表紙に採用, 英誌Physics Worldの特集記事でも引用)

 光パルス群遅延素子('03.12)  フォトニック結晶導波路の構造を調整することで,超短パルスの波形を保ったまま1nsの遅れを発生させる素子を考案.チューナブル化できれば,代替技術はないと考えられる.

 JAFOS会議参加 ('03.12) Japan-America Frontier of Science(日米先端科学会議)の略.日本学術振興会と米国アカデミーの主催.医学,生命,地球,宇宙,数理科学など厳選された8分野に講演者各3名と特別推薦された聴講者,企画者からなる合計60名程度が参加.物理・化学代表としてはフォトニック結晶が選出され,馬場/野田/Norris(ミネソタ大)が講演.異分野研究者との活発な議論を展開した.

 PECS V締め切り迫る ('03.11)  フォトニック結晶分野の最大のイベント.過去4回は米→日→英→米とまわり,数々のエポックを作り出してきた.今年は京都国際会議場での開催.投稿締め切りは11/30.世界の著名な研究者が集結する中で日本のアクティビティを示すチャンス.積極的な投稿を求む.

 来年の春の応物 ('03.10)  次回のフォトニックナノ構造・現象は,順番によりポスターセッションになります.気軽に投稿して下さい.また,フォトニック結晶の実用化を議論する大規模なシンポジウムを企画しています. 併せてご注目下さい.

 光集積研究会@登別 ('03.10)  本研究室の長年のテーマであるフォトニック結晶と高屈折率差をまとめて採り上げた初めての研究会.今後の実用化が焦点に.

 松下電器PC-LED ('03.9)  本研究室が設計・実証した表面回折格子型LEDをそっくりそのままGaN系青色デバイスに適用し,実効を確認.開発が加速する兆し.

 電子情報通信学会フォトニック結晶シンポ ('03.9)  2000年度以来,久しぶりの特集で,今回は本グループが企画.国内の主要11機関の招待講演を通して,応物の最新発表を総括する場にすることが目標.今大会ではフォトニック結晶ファイバも別途シンポが企画されていてびっくり.

 応物講演会大盛況 ('03.9)  フォトニックナノ構造・現象セッションは講演数78件で,参加者曰く「世界で最も充実した発表」が展開された.本研究室は発足以来最大の15件を発表.連日の飲み会で博多を満喫.

 すばる望遠鏡視察 ('03.8)  MEMS国際会議でハワイ島を訪れたついでに,4000m超の高地にある非公開のすばる望遠鏡を視察.滑らかに動く巨大な鏡筒とあらゆる種類の検出器群に圧倒される.

 AWGの高性能化 ('03.8)  Si細線導波路のAWGの設計を修正することで,明確な分波特性観測に成功した.

 量子ドットマイクロディスクの室温発振成功 ('03.8)  東大・荒川グループ提供のドットウエハを加工し,光励起による初の室温発振に成功.

フォトニック結晶共振器のキャリアプラズマ効果の観測成功 ('03.7)  III-V族半導体フォトニック結晶点欠陥共振器に光励起を与えることで,共振波長シフトを観測.チューニング可能なフォトニック結晶の数少ない例.

 Georgia工科大から学生訪問 ('03.7)  日本で短期研修している米国学生2名が本研究室を訪問し,フォトニック結晶に関する討論や学生同士の交流を行った.

 Roadmap on Photonic Crystals 刊行('03.6)  京大・野田教授と本グループが編集したロードマップ英語版がついにKluwerから登場.250頁を超える本格的なフォトニック結晶ガイド.

 PECS Vは京都開催決定 ('03.6)  当初,淡路島を予定していたフォトニック結晶会議PECS V 20043711日)は,京都中心部の国際会議場に決定.本年度世界最大のイベントになるでしょう.

 大規模研究室旅行 ('03.6)  全員に加えて招待参加もあり,20人で軽井沢へ.例年のようにポピュラーなスポーツを一通り網羅して,夜の大宴会に突入. 翌日は草津で疲れを癒す.

 応物は15件投稿 ('03.6)  これは本研究室始まって以来の数字.新しい学部4年生も大健闘.9月はほとんど研究室メンバー全員で博多へGo

 学振主催ストックホルムシンポジウム ('03.6)  スウェーデン王立工科大で交流発表会に参加.日端代表6名ずつの研究発表.超モダンなキャンパス見学,10年来の研究仲間,G. Bjork教授宅に招かれ,子供たちとサッカーに興じた.

 フォトニック分子発振 ('03.5)  マイクロディスクを大規模結合させたフォトニック分子で初のレーザ発振.しかも室温連続.

 新年度活動開始 ('03.4)  学部4年生が配属され,合計で19人のメンバー.今までにない大所帯.

 研究員着任 ('03.4)  4月から新任の研究員である井手氏が着任.マイクロディスク,フォトニック結晶など本研究室の活動に参画してもらう.

 Research Review vol. 2発刊 ('03.3)  vol. 1から3年,今回のvol. 22000年から2002年までの成果をまとめた.

 Si細線導波路でAWGMZI ('03.3) アレイ導波路回折格子(AWG) やマッハツェンダー干渉計 (MZI) は一般にcmオーダーと大きい.ここではSi細線を使って100ミクロン角以下の素子の初期的な動作を実証した.

 フォトニック結晶導波路曲げレーザ ('03.3) フォトニック結晶は多彩な光の共振を実現する.ここでは導波路の曲げ部や分岐部に光エネルギーが局在するユニークなモードでレーザ発振を実現した.

 Si細線導波路AWG実証 ('03.3)  光集積回路の代名詞ともなっているAWG(アレイ導波路型回折格子)をSi細線導波路で製作し,初期的な動作に成功した.従来の10cm角の大きさを100ミクロン角に劇的に微小化.

21世紀COEプログラムシンポジウム開催 ('03.2)  35日,本学教育文化ホールで100名超の参加を得て初年度発表会を開催.本研究室の成果も14:4516:05の枠の中で発表.シンポジウム全般に対して,一般参加者からは強い熱気を感じたと好評.pdf

応物量子情報セッション新設 ('03.2) 秋の講演会から量子コンピュータ,量子通信などを一般に受け付ける合同セッションGが開設されることが決定.積極的な投稿を期待.問い合わせは馬場,もしくは東大・古沢教授まで.

応物フォトニック結晶は80件超 ('03.1) 春の講演会,フォトニックナノ構造・現象セッションの発表件数は83件.この3年間で40件,1年間で20件の増加.来年には100件も視野.

Nature系雑誌に論文掲載 ('03.1)  理研グループが中心になり,本研究室も共同参画していた3次元フォトニック結晶に関する研究論文が,Nature Materialsに掲載された.(2003113日朝日新聞毎日新聞その他多数掲載)

忘年会開催 ('02.12)  OB15名を含む参加者27名で深夜まで大騒ぎの会となった.遠方から来てくれた皆さん,どうもありがとうございました.

kベクトルスーパープリズムの高分解能発見 ('02.11)  このプリズムはNECが提案したポインティングベクトルプリズムとは異なる原理に基づくが,分解能も利用許容範囲もポインティングベクトルプリズムよりもはるかに大きくなることを発見した.

フォトニック結晶レーザ発振 ('02.11)  CaltechUSC,韓KAIST,仏リヨン大で報告されていたフォトニック結晶スラブ点欠陥レーザの発振に,本グループもようやく成功した.

世界最先端IT国家プロジェクト始動 ('02.11)  東大・生産研/先端研を中心とする文科省と経産省の大型ジョイントプロジェクトがスタートを切った.本研究室は京大と共に国内の副拠点として活動する.その他,スタンフォード大,ビュルツブルク大,オックスフォード大,ソウル国立大などが参画.企業では東芝,NTTNEC,日立,富士通など.

PECS IV開催 ('02.10)  UCLAで開催された第4回は,さすがにハイレベルな発表の連続で幕を閉じた.次回は2003年をスキップし,20043月に淡路島で開催予定.

21世紀COEプログラム採択 ('02.10)  文科省の一大プロジェクトとして社会的に話題となったこのプログラムにおいて,本研究部門の提案が情報電気電子分野全国20件のうちの1件に選ばれた.

マイクロギアが表紙に ('02.9)  Elsevier Science社から出版される新しい学術雑誌Photonics and Nanostructures表紙に,本研究室のマイクロギアの写真が採用された.

サムコのホームページで紹介 ('02.9)  本研究室の成果が装置メーカーである(株)サムコインターナショナル研究所のホームページで紹介されている.

フォトニック結晶特集号出版 ('02.8)  IEEE Journal of Quantum Electronicsで企画され,セントアンドリュース大学と本研究室で編集を行っていたフォトニック結晶特集号がようやく出版された.

結合ディスク発振 ('02.7)  間隔0.1mmまで接近させたマイクロディスクで室温連続発振を初めて観測.結合の根拠となるスペクトルの分裂を観測した.

マイクロギア低しきい値化 ('02.7)  マイクロギアレーザで室温連続発振しきい値11mWを達成.波長0.98mm帯の面発光レーザが1995年に記録した全てのレーザの中での最低発振電力11mW以上(電流8.7mAからの換算)とようやく並んだ.

フォトニック結晶ロードマップ第二版 ('02.5)  野田(京大),馬場,納富(NTT),小野(光協会)が編集してきたロードマップの第二版が完成,配布開始.

量子ドット&フォトニック結晶大型プロジェクト発足 ('02.5)  小泉内閣情報通信プログラム世界最先端IT国家重点研究プロジェクト7テーマの一つとして,「光電子デバイスの開発」(代表:東大・荒川教授)が選出された.これには同教授が推進する量子ドットの他,本研究室のフォトニック結晶が含まれる.その他のテーマはモバイルインターネット(東北大),ハードディスク(東北大),メモリ(東北大),光電変換(国立天文台),ソフトウェア(東大).

Hans Blom氏来日 ('02.3)  4年前に本研究室に在籍していた同氏が日本企業の研究員として滞在中.フォトニック結晶や単一光子光源,DNA応用などについて意見交換を行った.

ディスクレーザのNFP観測成功 ('02.2)  本研究室で初めて発振中のディスクレーザの発光近視野像を観測した.予想通り,円環状のパターンを確認した.

室温でパーセル効果を観測 ('02.2)  光励起マイクロディスクの発光寿命を測定し,室温で初めてパーセル効果の観測に成功.レーザだけでなく,光制御素子など多くの素子の高速化に貢献する可能性あり.

理論限界微小ディスクでCW発振 ('02.2)  直径1.7mmの光励起マイクロディスクでしきい値17mWの室温連続を実現.回折損失のためにこれ以上の微小化は難しい.

スーパープリズムの分解能を解明 ('02.1)  フォトニック結晶の機能の一つとしてNECが宣伝するスーパープリズム.ただし適当に使ったのでは効果がないこと,十分な設計と使用上の注意が必要なことが理論的にわかった.

応物フォトニック結晶は60件到達 ('02.1)  春の応用物理学会講演会では,フォトニックナノ構造・現象セッションの講演数が60件と大幅に増加した.

今年も忘年会はOB会に ('01.12)  今年は在学生12名.一方,忘年会は13名のOBが参加して盛況.徹夜の飲み会に.

Si細線光回路を試作 ('01.12)  分岐素子0.3dBの低損失を実証.この結果をもとに,LSIの高速化を助けるH-Tree型クロック信号分配回路を試作し,8ポートへの信号分配を確認した.(2002624日日経先端技術掲載)

CaltechSchererグループ来室 ('01.10)  微小レーザとドライエッチングで世界的に有名なCaltechScherer教授の派遣学生が本研究室を訪問.フォトニック結晶に関して議論を行った.

日本科学未来館で成果展示 ('01.9)  毛利衛氏を館長とする同館がお台場にオープン.様々な先端科学技術紹介の中で,ナノテクノロジーの代表のひとつとして本研究室のフォトニック結晶導波路が常設パネル展示されている.

マイクロギアレーザ発振 ('01.8)  本研究室発案のマイクロギアが初めて動作.発振開始のためのしきい値電流は,マイクロディスクの記録を超える17マイクロワット.(200248日日経先端技術2002527日日経新聞20025Photonics Spectra2002624Nikkei WeeklyLaser Focus World 6月号掲載)

Lee教授来室 ('01.8)  韓国の大学KAISTでフォトニック結晶研究を推進するY. H. Lee教授が本研究室を訪問した.

フォトニック結晶特集号 ('01.8)  IEEE(米国電気電子学会)Journal of Quantum Electronicsの特集号企画が進行中.締め切りは8月末.セントアンドリュース大のKrauss教授と本グループが論文編集を担当.不明な点は問い合わせ下さい.

ロードマップ英語版作成 ('01.8)  PECS III 大きな反響を呼んだフォトニック結晶ロードマップ英語版を正式に作成.PDFファイルでの配布を開始.

Tafloveグループ来室 ('01.7)   FDTD計算法で世界的に有名な米ノースウェスタン大学Taflove教授の派遣学生が本研究室を訪問.計算手法に関して議論を行った.

CLEO Pasific Rimとインターオプトで盛況 ('01.7)   フォトニック結晶は幕張で開かれたCLEO(レーザ電子光学国際会議)でも大盛況.同様にインターオプト(技術展示会)でもフォトニック結晶を謳い文句にした宣伝目立った.

PECS III開催 ('01.6)   フォトニック結晶国際会議も3回目となり,今回はセントアンドリュースに移って密度濃い議論が展開された.参加人数が最大150名と制限されていたため,80名は参加登録できなかった模様.日本のフォトニック結晶ロードマップを紹介したところ,各国研究室から問い合わせ相次ぐ.

経済産業省来室 ('01.5)   省庁からの直接の来室は初めて.科学技術と産業の今後の動向,産官学のあり方について意見交換を行った.

マイクロディスクプロジェクト採択 ('01.4)   本研究室が推進するマイクロディスクレーザの研究が,文部省科学研究費基盤研究Aの応募で採択された.

横浜国立大学の大学院化 ('01.4)   大学としては悲願であった大学院化(正式には大学院部局化)が行われ,組織が大きく変わった.それに伴い,教官,学生の所属も大変複雑になった.

応用物理学会講演奨励賞 ('01.3)   マイクロディスクとマイクロギアの発表に対して,D2の冨士田君が同賞を受賞

フォトニック結晶シンポジウム大盛況 ('01.3)   応用物理学会における初のシンポジウム.250名程度収容の教室は超満員で多くの立ち見が出る大盛況.

D2坂井君,米国大学訪問 ('01.1)   サンノゼで開かれたSPIE国際会議に出席後, FDTDシミュレーションの第一人者・ノースウェスタン大学A. Taflove教授,および超高速光技術で有名なマサチューセッツ工科大学H. A. Haus教授を単独訪問.微小光回路の解析法と構成法に関する討論を行った.

博士課程学生が日本学術振興会特別研究員に ('01.1)    D2の冨士田君に加え,D2の坂井君,およびM2から博士課程に進学予定の井下君が同研究員に採用された.これで博士課程学生全員が特別研究員となる.

応用物理学会講演会フルプログラム ('01.1)    新設されたフォトニックナノ構造・現象の投稿論文は44件.量子エレクトロニクスの中では最大.シンポジウムと量子エレクトロニクス基礎を含め,4日間をフルに利用するプログラムに.

忘年会も大所帯に ('00.12)    本研究室も8年目.忘年会にはOBメンバーらも集まり25名以上に.

応物講演会フォトニック結晶シンポジウム ('00.12)    これまで一回も開催したことがないのは少々不思議だが,春の講演会でようやく初めて開催の運びとなった.近年の研究ブームを総括し,21世紀の新たな幕開けを占う.

 D2冨士田君,米国大学訪問 ('00.11)    プエルトリコで開かれたIEEE/LEOS国際会議に出席後,面発光レーザで著名なカリフォルニア大学サンタバーバラ校L. Coldren教授,およびフォトニック結晶で大活躍のカリフォルニア工科大学A. Scherer教授を単独訪問.微小レーザに関する研究発表,討論を行った.

拠点形成プロジェクト採択 ('00.11)    文部省が各大学の有望な研究に重点的に研究費を配分する同プロジェクトとして,本学科通信グループ(Cグループ)の提案が採択された.

CREST フォトニック結晶プロジェクト採択 ('00.10)    科学技術庁系の大型研究プロジェクト戦略的基礎研究CRESTの本年度の応募で,京大・野田教授を代表とする「フォトニック結晶」プロジェクトが16倍の難関を突破,採択された.本研究室も参画.

表面再結合の低減法を発見 ('00.9)    メタンプラズマを照射させることで,InP系半導体の非発光効果を半分に減らすことに成功.微小発光素子のキーテクノロジーとなる可能性がある.

マイクロギア構造を発表 ('00.9)    マイクロディスクレーザの発振モードを安定化させる新しい共振器.形状からマイクロギアと命名.

マイクロディスクの自然放出光係数0.1を観測 ('00.9)    電流注入レーザの中では過去最大の値.従来のレーザは0.00001以下.この係数が1になると,理想効率の発光素子になる.

フォトニック結晶国際会議PECS III 概要固まる('00.9)    ‘99年米国のWECS’00年日本のPECSに続き,Euroconference on Electromagnetic Crystal Structuresと名付けられた会議が’016月英セントアンドリュースで第3回開催の運び.本研究室はこれまでと同様,国際委員を担当.

応物フォトニック結晶セッション創設 ('00.9)    応用物理学会の量子エレクトロニクス分野に「フォトニックナノ構造・現象」というセッションの新設が決定.フォトニック結晶を中心に,微小レーザや光回路,輻射場制御,ナノフォトニクス,多次元プロセスなどが対象.積極的な投稿求む!

フォトニック結晶ロードマップ刊行 ('00.7)    () 光産業技術振興協会が企画し,野田 (京大),馬場 (横浜国大),小坂 (NEC),桜井 (FESTA),小野 (光協会) が編集したロードマップが完成し,各機関へ配布された.近未来の研究開発および事業化を予測し,大好評.

マイクロディスクがIEEE賞受賞 ('00.7)    マイクロディスクレーザの研究が光通信エレクトロニクス国際会議におけるIEEE最優秀学生論文賞の創設第一号に選ばれた. (IEEEとはアメリカ電気電子技術者学会の略.)

フォトニック結晶プロジェクト継続 ('00.5)    文部省特定領域研究(B)発足第一号として選定された研究プロジェクトが,さらに2年間の継続内諾を受けた.

研究室規模が過去最大に ('00.4)    本年度,本研究室は総勢17名に膨れあがった.

Research Reviewを刊行 ('00.4)    本研究室初のResearch Reviewを刊行.’94’99の研究活動を総括

応用物理学会,フォトニック結晶関連発表が40件を超える! ('00.3)    フォトニック結晶は量子エレクトロニクスのみならず,光学,固体物理,微小光素子,光通信ネットワーク,微細加工,有機化学,精密機械,複雑アルゴリズムなど広範な分野を巻き込んで発展中.その勢いは指数関数的

フォトニック結晶国際会議PECS開催. ('00.3)    世界の主要メンバーが集結し,エポックメイキングとなったWECSの続編,PECSが仙台で開催された.WECSの倍近い200余名の参加者を集め,内外のスペシャリストと産学関係者が熱い議論を交わすトピカルな会議の再現となった.

フォトニック微小光素子,受賞. ('00.3)    本研究室が推進するフォトニック微小光素子の研究が,本年度の丸文研究奨励賞を獲得.

Echole PolytechniqueBenisty教授が本研究室を訪問 ('00.3)    半導体微小光素子で世界的に著名な同教授が本研究室を訪問.

ディスクレーザのしきい値電流記録大幅更新. ('99.12)    本研究室がもつGaInAsP系レーザのこれまでの世界記録150マイクロアンペアを大幅に更新する発振しきい値40マイクロアンペアを記録.詳細は応物講演会他で発表予定.

マイクロディスクプローブによるナノ物体2次元イメージングに成功. ('99.11)    マイクロディスクレーザに金属やガラスの微小物体を近づけ,その先端形状を可視化することに成功した.

盗難事件発生. ('99.8)    研究室の複数の学生が空き巣に財布を盗まれた.最近,学内で強盗などの物騒な事件が多発している.

フォトニック結晶導波路,MOC賞受賞. ('99.7)    フォトニック結晶導波路に関する研究が,微小光学国際会議(Micro-Optic Conference '99)最優秀論文賞を受賞.

フォトニック結晶導波路の光伝搬観測に成功. ('99.3)    理論が先行していたフォトニック結晶導波路は,これまで実証例がなかった.本研究では薄膜半導体にこの導波路を形成し,光伝搬をとらえることに初めて成功した.(1999330日刊工業新聞524科学工業日報に掲載.SamcoNowにインタビュー記事.)

半導体/空気DBRレーザの理論性能を実証. ('99.2)     半導体/空気DBRレーザは本研究室が1994年に提案したもので,加入者系光通信用レーザとして期待される.今回,誘導結合プラズマ法により半導体加工精度を向上させ,理論予測される性能の実証に成功した.

フォトニック結晶国際会議WECS開催. ('99.1)   UCLAYablonovitchが主催するWECSに世界の主要メンバーが集結した.本研究室はアジア地区オーガナイザを担当.この会議への関心は極めて高く,Pre-Registration締め切り前に会場満杯・参加受付終了になるという国際会議としては異例の事態となった.日本5機関の講演は,研究レベルの高さを強くアピールした.次回会議を日本で開催することが決定.

サブミクロン円柱フォトニック結晶のバンドギャップを観測. ('98.12)    インジウム燐系半導体に蜂の巣配列フォトニック結晶を形成し,理論予測されるフォトニックバンドギャップを観測した.また表面再結合損失が大きいものの,光取り出し効率も極めて大きいことを発見.

半導体レ−ザ国際会議ISLC'98で受賞!? ('98.10)    奈良で開催された同会議に,本研究室からはディスク近接場プローブを発表.ところでこの会議では,バンケット企画として冗談を交えた賞を贈っている.本研究室のディスクは五重塔に似ていることから,Most Traditionalを受賞.

電子情報通信学会シンポジウムが立ち見の大盛況.('98.9)    山梨で開催された同学会ソサイアティ大会では,フォトニック結晶のシンポジウムが1時から7時近くまで立ち見の大盛況.最近のフォトニック結晶の研究人口急増を物語る出来事.(19981116日経エレクトロニクスに特集記事が掲載)

フォトニック結晶,文部省特定研究に選定. ('98.6)    本研究室を含む6機関が共同提案したフォトニック結晶研究が,文部省特定研究(B)1期(理系20件)の1件として選定された.米国ではMITを中心とする全国プロジェクトが進行中.Nature誌の特集にも取り上げられ,世界規模で研究が拡大.

近接場プローブの基本機能と高分解能の実証に成功. ('98.4)    マイクロディスク型近接場プローブに物体を近接させ,物体形状に応じたレーザ特性の変化を観測するのに成功した.

ハンス・ブロム氏が帰国.('98.2)    ハンス・ブロム氏が帰国した.蜂の巣構造2次元フォトニック結晶の特性観測に成功するなど,短期間で成果を上げた.

マイクロミラーの動作電圧を大幅に低減. ('97.12)    マイクロミラーの最適設計を行い,動作電圧を昨年度の1/20に低減した.

Glasgow大のDeLaRue教授が本研究室を訪問 ('97.11)    半導体微小光素子で世界的に著名な同教授が本研究室を訪問,特別講演を行った.

マイクロディスクレーザの室温連続動作達成 ('97.10).     これはマイクロディスクレーザでは世界初.これまではパルス電流に対する発振しか得られていなかった.動作電流も本研究室の記録を破る150μAで,光通信波長帯では世界最低記録.この成果はインジウム隣系半導体国際会議IPRM'98にて発表.(1998年学術雑誌Compound Semiconductorで速報)

本研究室初の外国人研究員が滞在 ('97.9)    スウェーデンからハンス・ブロム(29Uppsala大学) 来日した.フォトニック結晶の製作・評価が主な目的.年度末まで本研究室に滞在の予定.

新棟へ研究室を移転完了,電話番号が変更に ('97.36)   クリーンルームと電波暗室をもつ 生物・電子情報棟 完成し,研究室の移転を完了した.6月からはクリーンルームの運転が開始され, 本格的な研究がスタートした.また内線番号が変更になると同時に,外部からのダイヤルインも可能になった.

レ−ザの最小記録を更新,新しい応用技術も ('97.1)    マイクロディスクレ−ザの微小化をさらに進め, 直径2ミクロンを実現.動作電流も光通信波長帯では世界最小. また同レ−ザの特徴を生かした光プローブを考案.これらの成果は春季応用物理学会他で発表.(19972月アメリカ光学会(OSA) Optics & Photonics News,411日経産業新聞に掲載)

可動マイクロミラーが動作 ('96.12)    マイクロマシーン技術を用いた微小ミラーが本研究室で初めて動作.新しい偏向素子として発展させるべく,微小化,低電圧化,大偏向角,高速化をすすめる予定.

横浜国立大学の住所が変更に ('96.11)    本学の住所がこれまでの「---常盤台156」から「---常盤台79-5」へと 変更された.ただし旧住所でも実質的な問題は無いと思われる.

世界最小レーザを実現 ('96.5)    '95年度の研究で,直径3ミクロンのマイクロディスクレーザの電流注入発振動作に成功した.同様の素子でこれまでの最小は AT&T Bell研究所の9ミクロン.マイクロディスクレーザは薄いディスクに強く光を閉じこめるので,共振器の実効体積が非常に小さくなる.今回製作した素子の 実効体積は0.7立方ミクロンであり,レーザだけでなく電流で動作する あらゆる電磁波共振器としても史上最小.(1996429日本経済新聞に掲載)

フォトニック結晶研究が拡大 ('95.10)    最近までフォトニック結晶を高性能光素子に 結びつける研究は世界的にも少なかった.今回の春の応用物理学会,電子情報通信学会では,本研究室,東大,京大,理研等の機関が10件を超える 研究発表を行った.物理学会でも北大,千葉大のグループを中心に話題となっており,量子エレクトロニクス 分野で主要な研究テーマとなりつつある.(199583日本工業新聞923日本経済新聞に掲載)

研究室のWEBページを開設 ('95.9)    Mosaicが流行し,いくつかの機関で自分たちを紹介するWEBページが見られるようになってきた.本研究室でもWEBを開設.


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